看護師に向かない人【看護師としての職を甘く考えてる人】
看護師は楽な仕事ではありません。職場にもよりますが、肉体的・精神的にハードな仕事だという意見も多いようです。特に、収入が安定していること、就職が楽なことを理由に看護師という職を選んだ方については、仕事の内容を甘く見ている方が少なくありません。待遇ばかりを気にするのではなく、仕事内容そのものをしっかりと見定めたうえで、自らの進路を決定してください。
■就職率が高い=楽という認識は間違い
看護師免許は、就職が有利になる資格の一つとして知られています。しかし、就職活動が楽なことと、仕事の内容が楽だということは一致しません。事実、せっかく看護師として就職できても、仕事の大変さを痛感してすぐに転職してしまう方は少なくないようです。
■需要の高さと人手不足
求人の多いことの理由の一つには、医療現場における深刻な人材不足が挙げられます。人手が不足すればそれだけ個人の負担は増大しますから、そのこともまた看護師に過酷な労働を強いる要因となっています。10時間を超える長時間労働をしなくてはならない日も珍しくありません。
■不規則な勤務時間
医療現場には急患、急変に対応するために、一定数の看護師が常駐しておかなくてはなりません。深夜・早朝の勤務もありますから、勤務時間は非常に流動的です。必ずしも週末に休みを取れるとも限りません。そんな勤務体制の中で、人々の命を預かるプレッシャーに耐えなくてはならない仕事だということは、よく覚えておいてください。
看護師に向かない人【自分の判断で勝手に行動する人】
看護師は積極性の求められる職業です。自分でできることは主体的に、効率よくどんどんこなしていかなくてはなりません。しかし、積極的であることと、自分勝手に行動することは違います。独断専行で行われる医療行為は危険ですし、スタッフ間の和を乱すことにもつながります。
■分をわきまえる
看護師としての行動範囲は、その人の知識や技術に比例する形で拡大していきます。知識や技術が伴わないのであれば、自らの判断で医療行為を実践すべきではありません。他のスタッフから意見を聞く姿勢も大切ですし、適時医師から指示を仰ぐ必要があります。自分の仕事に対してプライドを持つのはいいことですが、独りよがりな行動に走らないように自制することが求められます。
■医師との関係
難しい判断を迫られた場合、あるいは分からない点が浮上した場合には、医師への連絡と相談を行います。あるいは他の看護師と情報を共有し、スタッフの総意として判断を下すこともあるでしょう。いずれにしても、個人で決めるべき案件と、チームプレーで判断・対応すべき案件には、明確に線引きをしておく必要があります。そうした姿勢がミスを防止し、医療行為の質を高めることにもつながっていきます。
■新人のうちは特に注意
ナースとして働き始めた新人の頃は、自分で判断できることはあまり多くはありません。どんどん先輩看護師に質問するなどして、知識や技術の底上げに努めてください。
看護師に向かない人【素直に話を聞けない人】
一人前の看護師になるためには、ときには失敗し、先輩看護師から叱咤激励を受け、「働きながら学ぶ」という姿勢が求められます。その過程では様々な形でアドバイスを受けます。その話を素直に聞けない人は、看護師に不向きだと言わざるを得ません。仕事に対して信念やプライドを持つことと、意固地に自己の主張を曲げないこととは、似ているようで全く異なります。
■同僚と衝突を繰り返す看護師
他人の話を素直に聞けない看護師は、同僚と衝突を繰り返し、たちまち人間関係を悪化させてしまいます。看護師の職場には特に女性が多いですから、一度こじれた関係は修復することが極めて困難だといわれています。よく、芯のしっかりした女性、気の強い女性は看護師に向いているといわれますが、他人の意見を受け入れる懐の深さも合わせ持っていなくてはなりません。
■一を聞いて十を知る心構え
他人の話に素直に耳を傾けることができれば、自身に資する様々なヒント、業務上の重要事項を聞き逃すようなこともありません。要領のよい看護師は、器用であるということ以上に聞き上手な場合が多いようです。もちろん、コミュニケーション能力の観点からいえば、患者のよき話し相手となることも必要です。何気ない話の中に患者の心理が見え隠れすることもありますから、虚心坦懐に耳を傾ける姿勢は忘れないでください。もし、職場における人間関係が上手くいかないようであれば、あるいはその原因は、あなた自身にあるのかもしれません。
看護師に向かない人【患者さんに対して大人になれない人】
看護師の多くは「患者の目線に立って医療を考える」というこに注力しています。いま患者が何を求めているのか、どのような対応が望ましいのか、常に考え続けることが大切です。しかしそれは、患者と友達付き合いをすることとは違います。あくまで医療のプロとして、職業的な立場から臨まなくてはなりません。
■常に大人の対応を
患者は治療(医療サービス)を求めている一人の人間です。感情的になることもあれば、看護師との間にトラブルを生じることも珍しくありません。そんなとき、看護師は一歩引いた立場から、冷静に事態の収拾に努めなくてはなりません。高齢者の中には、痴呆症などの影響で判断力が低下している患者さんもいますし、通常の方法では対応しきれないケースも多いでしょう。ナースの方でいちいち感情的に反応していては、そうした患者を十分にケアすることはできません。
■「冷静」であることと「冷たい」看護師は紙一重
患者に対して大人の対応を実践するためには、難しい局面においても冷静さを保つことが求められます。しかし、あまりに突き放した対応に終始してしまうと、患者に対して冷たい印象を与えかねません。一方では、温もりの感じられる接し方、血の通った医療行為が求められているのです。このあたりの線引きはかなり難しいので、実務をこなしていく中で試行錯誤をしていく他ないのかもしれませんね。
看護師に向かない人【看護師の自覚と誇りを持てない人】
看護師は肉体的・精神的にかなりきつい仕事だといわれています。看護師という職業に誇りを持てなければ、毎日多忙な業務をこなすことはできないでしょう。そしてまた、看護師の誇りを裏打ちするのは、自分がしっかり責任を果たしているという強い自覚に他なりません。
■医療のプロであるという自覚
看護師は他人の健康を預かる職業です。ときには個人の一生を左右するような判断を任されることもあります。常に医療にプロフェッショナルとして携わっているのだという強い自覚のもと、責任をある行動を心がけなくてはなりません。プロとしての自覚が芽生えれば、自身のスキルアップやキャリアアップに対してもずっと意欲的になるはずです。
■自分の仕事に誇りを持つ
現役の看護師がなぜ窮状に陥っていも頑張れるのかといえば、それは彼女(彼)達が自分の仕事に誇りを持っているからです。どんな職業であれ、自分の仕事に誇りを持てなければ、やりがいを感じることができませんし、長期に渡って勤務することも難しくなってしまいます。
■向き不向きを判断するには忍耐力も必要
新人のナースの多くは、働き始めてすぐに現実の壁に直面し、もしかして自分には向いていないのではないか、辞めたほうがいいのではないか、と思い悩むケースが多いようです。職業に対する向き不向きを判断するためには、ある程度時間が必要ですし、その間に頑張り続けるだけの忍耐力も求められます。相応に経験を積み、徐々に誇りと自覚が芽生えるということもあるので、早計な判断は控えてください。
看護師に向かない人【口ばかりで行動できない人】
看護師は行動が全てです。フットワーク良く次々に業務をこなせる人ではなければ、多忙な現場で十分な能力を発揮することはできません。「口だけで何もしない」というタイプの人物は、患者さんからも同僚の看護師からも信頼を失ってしまいます。
■常に有言実行を心がける
行動力のある看護師は、患者の要望を先取りする形で医療行為を実践します。とはいえ、独断専行には危険も伴うので、あくまで冷静な判断と正確さに基づいた行動でなくてはなりません。看護師の仕事は、手を抜こうと思えばいくらでも楽な方に流れることができます。そんな状況の中で自らを律して、今できることは今、今日できることは今日やろうとする精神が求められます。やるべきことは分かっていながら何もしない、という姿勢が一番よくありません。
■看護師に必要な行動力とは
では、看護師に求められる行動力とは具体的にどのようなものなのでしょうか。医師から言われたことを言葉通りに実行する、これも一つの「行動」には違いありませんが、より看護師が主体的に、自らの判断に基づいて行動することが重要なのです。主体的に医療行為を実践するためには、いま何が必要なのか、患者が何を求めているのか、的確に判断するだけの知識が不可欠です。合わせて迅速に対応するだけのスキルも身につけておかなくてはなりませんから、常に自分の技術を高い水準に保っておくための努力を怠らないように、日頃から心がけておく必要があります。看護師は行動で評価される仕事だということは忘れないでください。
看護師に向いてる人【冷静な判断ができる人】
看護師は毎日のように突発的な事案に対応しなくてはなりません。容態が急変する患者さんもいれば、医師とともに想定外の症例について判断を求められるケースもあります。そんな折、常に冷静な判断ができる人物こそ、看護師に最適な人材と言えるでしょう。
■現場では1秒を争う
医療行為に携わるのであれば、1秒の遅れが取り返しのつかない事態を招く、というケースは十分に想定されます。迅速な対応と判断が求められますし、それに伴うプレッシャーも小さなものではないでしょう。精神的な重圧から冷静さを失い、結果としてミスを犯すようなことがあっては看護師失格です。目まぐるしく変わる現状に適時反応しながらも、心の一部は常に冷めた状態を保っておく必要があります。
■冷静さを担保するもの
では、冷静さを維持するためにどうすればよいのかと言うと、経験を積むこと、経験で補えない部分は自助努力によって「学ぶ」ことが重要です。知識として備えがあれば、万が一の場合にも冷静な判断を下すことができます。事態に遭遇してから考えるのではなく、できる限りの想定を巡らしておくことで、パニックにならず的確な対応が可能になるでしょう。
■性格と判断力
落ち着きや判断力の多寡は、ある程度は性格にも左右されます。緊張を強いられる現場に自分が耐えられる人間なのかどうか、自己分析をしたうえで看護師という職について考えてみましょう。
看護師に向いてる人【思いやりのある人、気配りが出来る人】
看護師の仕事はボランティアではありませんが、やはり患者さんに対する思いやりがなければ、仕事のモチベーションを維持することは難しいでしょう。思いやりの精神は気配りにもつながり、医療行為の質にも大きく影響します。
■医療における思いやりとは
看護師の中には、患者と割り切った関係を持ち、常に距離を置いて接する方もいます。必ずしもこの姿勢が間違っているわけではありませんが、思いやりの気持ちが細やかな配慮となって、質の高い医療行為を実現することもあります。とりわけ、コミュニケーションを考える際には、心のこもった対応こそが人間関係を充実させる大きな要因になり得ます。人間対人間として、常に「いま何ができるか」ということを考え続ける姿勢が大切です。
■まず気配りのできる看護師を目指す
新人の看護師は、知識や技術の面においてはベテランのナースに敵いません。しかし。細やかな気配りを示すことで、自身のスキル以上の医療サービスを目指すことは可能です。気配りができる人々にとって、看護師という職はまさに天職と言っても過言ではありません。知識や技術は一朝一夕に身につくものではありませんから、まずは気配りのできる看護師を目指してみましょう。
■理想と現実
できる限り多くの人の役に立ちたい、細部にまで配慮したいということは、多くの看護師が考えています。しかし、人的、時間的な制約から、全ての業務を理想通りに実現できるとは限りません。どこにウェイトを置くのか、ある程度の取捨選択が求められます。
看護師に向いてる人【常に向上心を持ってスキルを磨こうとする人】
看護師は非常に多くの知識・技術を要求される専門職です。学校で教わることが全てではなく、実務経験を積みながら、生涯に渡って学習を続けなくてはなりません。常に向上心を失わず、自分を磨こうとする姿勢が求められます。事実、研修制度なども充実しており、医療機関においてもスタッフのスキル向上を目指して様々な取り組みが行われています。
■向上心が必要なのはなぜか
看護師は人間を相手に仕事をこなさなくてはなりませんから、ケースバイケースで様々な対応が求められます。よりベターな対応はあっても、これが絶対に正解だという対応は存在しません。日々の医療行為を支える技術や知識はもちろん、コミュニケーションの能力や、スタッフ間の連携に至るまで、常に理想を目指して改善を続ける必要があります。
■スキルアップで収入アップ
スキルアップは自己満足に終始するものではありません。認定看護師や専門看護師として認められれば、より高度な医療行為に携わることができるようになり、待遇もアップします。特に収入面では大きなメリットがあり、昇進の要件にもなります。スキルを磨くことで自身のキャリアアップにもつながるのだということを覚えておきましょう。
■積極性を忘れない
常にスキルアップ目指している看護師と、ただ日々の業務をこなしているだけの看護師とでは、わずかな期間に(特に技術面において)大きな差が生じます。実務に慣れてきたからと慢心するのではなく、常に新しいことに挑戦する気持ちを忘れないでください。適度な緊張感を維持できれば、同じ仕事にもやりがいが出てくるはずです。
看護師に向いてる人【血や注射など平気な人】
看護師を目指している方から、しばしば「血や注射が苦手なんですけど、看護師になれるでしょうか」といった質問を受けることがあります。ごく素朴な悩みと言えばそれまでですが、当人は至って真剣に思い悩んでいるようです。
■慣れることが可能
たとえ「絶対に無理!」という確信があるとしても、血や注射には慣れることができます。苦手なものの多くは、普段目にしないから怖い、生理的に受け付けない、というものが大半です。学校でしっかりと実習を積み、あるいは現場で実務経験を重ねるにつれて、ほとんどの看護師は苦手なものを克服していきます。
■もともと平気な人
血や注射に対して苦手意識がない人は、看護師の仕事全般にすぐ馴染むことができるようです。医療の現場では頻繁に汚いものやグロテスクなものを目にしますから、いちいち血や注射に騒いでいるわけにもいきません。そういったものを扱うことに対し、生理的に嫌悪感を覚える人は、働き始めてすぐに転職を考える方が多いようです。そこで踏みとどまれるか否かが、看護師として働けるかどうかの分かれ目になります。
■恐怖症は治療する
苦手と言うだけにとどまらず、注射や血液を見ただけで卒倒してしまうような場合には、精神疾患(恐怖症)の可能性があります。注射に過度に反応する「先端恐怖症」、あるいは血液に対する「血液恐怖症」も、治療によって克服が可能です。恥ずかしいことではありませんから、まずは専門家に相談してみましょう。